シネクドキ・ポスターの回路

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これでいいのかわからないけど、今年いちばん買ってよかったもの。

今週のお題「買ってよかった2021」応募記事

 

ついに2021年も終わりが近づいてきました。今回は「今年いちばん買ってよかったもの」を紹介したいと思います。ただタイトルにもある通り「これでいいのか」は分かりません。どういうことか、詳しくは以下に書いていきます。ただ先にお断りさせていただくのは、もしこの記事を参考にしていただいて、購入したとしても「上手くいく保証はできない」ということです。ご了承ください。

 

何を買ったのか?

まず、私が「今年いちばん買ってよかったもの」それは、ポータブルSSDです。

値段と性能の側面から鑑みて「500GB、高速転送、USB Type-C」であるこの商品を購入しました。

用途上、データ速度は気になったので、いろいろ調べて、品揃えの中でも「速い方らしい」コレにしました(専門的なことは分からないので見方が合っているのか自信はないです)。PCはMacBookを使っているので「USB Type-C」に対応しているものを選びました。持ち運ぶ予定はなかったので、製品自体の大きさは気にしませんでした。実際に届いたものを見ると、だいたい名刺くらいの大きさ。用途によって、大きいとも言えるし、小さいとも言える感じ。いや、わりかし大きめかも。ビックリするくらい小さいやつとかありますもんねUSBメモリくらい、とか)

 

なぜ買ったのか?

さて、では用途の話。私がこのSSDを買ったのは、ずばりGTA5をPCでプレイするためです。

store.steampowered.com

GTA5、すなわち『グランド・セフト・オートⅤ』は、ジャンルで言うと「犯罪アクション」にあたるゲームです。犯罪依頼などのミッションをクリアして、ストーリーを進めていくゲームですが、同時に「架空の街で好き放題に暴れ回る」ゲームでもあります。プレイヤーは街中を自由に散策することができ、衣服を買ったり、武器を買ったり、音楽を聴きながらドライブしたり、車を盗んだり、強盗に入ったり、何でもやりたい放題に過ごすことができます。プレイヤーが自由に行動できる、いわゆるオープンワールド系のはしりであり、ある意味では夢のような(?)ゲームで、全米において史上最も売れたゲームでもあります。

www.youtube.com

 

普段、あまりゲームなどやらないのですが、このゲームだけは「やってみたいな」と、ずっと気になっていました。このゲームはPS4版も出ていて、多くの人はそちらでプレイしていると思うのですが、私はPS4を持っておらず、また他にやりたいゲームもないので「この一本のためにハード買うのも、なあ……」と、二の足を踏んでいました。

それを、あるゲーム好きの友人に、ふと何気なく話してみたところ「PCでやればいいんじゃない?俺、PCでやってるし」と言われました。確かにPC版もあるけど「でも、重いでしょ?そういうゲーミングPCでやらないと」と尋ねると「俺、普通のノートパソコンでやってるよ。普通に動くよ、たまにカクつくくらい」とのこと。

 

まじかよ。確かにSteam(PCゲームの販売サイト)を見ると、ゲームの推奨メモリは8GBで、私のMacBookは一応、条件を満たしています。つまり、ゲーム自体の動作は問題ないということか。ということは、残る問題はひとつ。ゲームのストレージ「72GB」がどうにかなれば、プレイできるということ。しかし、さすがは街をまるまる一個収録しているゲーム、データ量は莫大。しかも口コミを見ると、アップデートが重なって今は100GB近くなっているらしい(実際そうだった)。

おそらく、PC版のGTA5をプレイする際に最大の鬼門となるのが、この「使用ストレージの大きさ」なのではないでしょうか。ここで、自作PCだったりゲーミングPCだったり……とにかくそこそこ良いPC、ストレージに余裕があるものを使っている人は問題なくプレイすることができて、対して普通の、しかも普段からそれなりに使っているPCにインストールしようとしている人は、断念してしまうのではないかと思います。

しかも私の場合、MacBookに「BootCamp」機能でインストールしたWindowsOSの中でSteamをやっているので、PCのストレージ全体「250GB」のうち使用できるのは、Windowsに割り振った全体の半分「125GB」だけ、という状況です。厳しいね。

 

そこでいろいろ考え、編み出した作戦が「外付けのSSDを買って、そこにゲームのデータをインストールする」というものでした(繰り返しますが、専門的な知識が皆無なので、表現とか間違えていたらすみません)PS4とかだと、こうして外付けSSDを接続してロード時間を短縮、というのはよくある話らしいのですが、普通のノートパソコンで、しかも「ロード時間短縮」とかじゃなく「ストレージが足りないから」という理由で、ゲームを丸々SSDにインストールするという話は(私が調べた限り)ほとんど見当たらず、某知恵袋サイトで「PCゲームの動作が遅いのですが、外付けのストレージを使っているからでしょうか?」という質問(そして回答は「そうだと思います」とのことでした)を見つけたくらいのものだったので、かなり不安だったのですが「まあ、上手くいかなかったら普通にストレージとして使えばいいか」と割り切って、ダメもとで購入してみました。

 

結果どうだったのか?

一言で言うと、大成功でした。あくまで今のところ、ですが(なので必ず上手くいくと断言はできません)動作が固まることもなく、オンラインで別のプレイヤーと同時プレイすることができる「GTAオンライン」も、普通に遊べています。

はじめてSSDを購入したのですが、データの転送は本当、驚くほど速いです。インストールする際、通常の場合にかかる目安時間として「3日と7時間」と表示されていたのですが、SSDを使って実際にかかったのは「おおよそ3時間弱」ほどでした。単純に計算すれば約26倍ですから、相当速いということになりますね。というか「3日と7時間」というのは、いったいどういう状況下を仮定した場合なのでしょう。とにかく、インストールの進捗グラフの進み方も相当速くて、あれはやはりSSDだったからこそ、なのだと思います。普通のデータ転送でも、かなりスピーディーに処理してくれるはずです。

 

そして、ドキドキしながらゲームを立ち上げてみたところ、普通に起動し、オープニングムービーが始まりました。目の前でSSDとPCがちっちゃいコード一本で接続している様を見ているので「これ抜けちゃったらヤバいんだよな」と、多少ヒヤヒヤする(なんなら正直、これで上手く機能しているのが不思議に思えたりもする)節はありますが、エラーもフリーズも起こることなく、普通に動いてくれている様子。

あと、実際にプレイしてみて感じたのは、このゲーム発売からすでに8年ほど経っていて、CGのクオリティとしては、最近のゲームのように「めちゃくちゃリアル」というほどではない、ということです。だから処理が重すぎず、それなりのPCであれば(正直、ファンの冷却音はスゴいですが)プレイできるのかな、と思いました。もし「重くて動かない」という場合でも、グラフィック(最大は4K画質/60fps)や街の通行人の数など(オブジェクト?)を調整できるので、ある程度は適応できるのでは、と思います。

 

おわりに

というわけで「今年いちばん買ってよかったもの」の話、というか「PC版GTA5は、普通のパソコン+外付けSSDでプレイできるのか?」の話、でした。言うまでもなく、いちばん無難なのは、PS4やゲーミングPCといった安定した機能性/ストレージを確保できるプラットホームを揃えることですが、普通のパソコンしか持っていない、加えて(他にゲームやらないし)そこまでお金をかけることもできない、という方に「こんな方法もありますよ」という話でした。

思いのほか上手くいったので、次は『Dead by Daylight』に挑戦してみたいと思います。その時はまた「普通のパソコン+外付けSSDでプレイできるのか?」シリーズとして、レポート書きます。